基本補償 | マンション保険
マンション総合保険監修者：専務取締役 小林 誉
公開日：2021/12/01（最終更新日：2022/5/01）
マンション総合保険は「基本補償」と「特約（オプション）」によって成り立っています。
ここでは、基本補償について説明します。
なお、保険会社のプランによって、基本補償の範囲に差があります。ここでは、基本的なものを紹介します。
火災については、手厚い補償となっています。
例えば、捨てタバコによる火災なども本件に該当します。さらに、ガス爆発による建物の破壊、ガラスの損傷といった事由も対象となります。
台風によるマンション共用部分の損傷や、雪崩による被害の補償などが本件に該当します。また、窓ガラスといった共用部分の一部の損傷に対しても補償を受けることができます。
排水管が破損し、床が水浸し…といった被害の補償になります。
強盗、窃盗またはこれらの未遂に伴い、建物などの損傷や汚損等の損害を補償します。また、損傷だけでなく、盗難被害を受けた場合も、その被害額を補償します。
豪雨により川が氾濫し、ダムが決壊。それによりマンションが浸水被害に遭った場合などに、その被害額を補償します。豪雨だけでなく、台風等による水災の場合も補償対象です。
居眠り運転をしていたトラックがマンションに激突し、玄関ドアが破壊された、といった事例が該当します。
事故発生時に臨時に発生する費用を補償します。
共用部分の火災により、区分所有者の専有部分が燃えて損傷してしまった場合、その見舞費用を補償します。
漏水などによる水ぬれ事故が発生した場合に、その原因を究明するために調査を要する場合があります。その場合の費用について補償します。
地震大国と呼ばれている日本。この国に住む以上、地震による損害への対策は万全を期す必要があります。マンション共用部分については、一般的にマンション総合保険とセットになっている「地震保険」に加入することで補償の対象となります（地震保険は原則セットですが、希望により外すことができます）。
具体的には、地震による建物の傾き、柱のひび割れ、地震を原因とした火災や津波被害が該当します。
地震保険の詳細については、こちらをご参照ください。
