監修者:専務取締役 小林 誉
公開日:2021/12/01(最終更新日:2022/5/01)
マンション内で事件や事故が発生した場合、不測の事態ゆえに動揺し、正しい判断が行なえないケースが見受けられます。適切な処理をしなかった場合、想定外の負担が発生してしまうリスクがあります。
そのようなことが起こらないよう、ライフサポートの担当者にご連絡いただければ、すぐに駆けつけ、事故後の保険金請求について、最適なアドバイスをさせていただきます。
突然のトラブルでは、何から手をつければよいか分からなくなります。
そんなときは、まずライフサポートにご相談ください。何をどうするべきか、ご加入者様が執るべき行動について、的確なアドバイスをさせていただきます。
相手が弁護士を立てた場合など、ライフサポートがご加入者様とともに解決に向けた交渉や事務作業を行います。
ご加入の保険会社に対する保険金請求の手続きの支援を行います。
保険が適用されるような事案が発生した場合、被保険者となっている保険契約者は請求に向けて準備をはじめます。
ところが、マンション総合保険の被保険者は「管理組合の名」となっています(区分所有法26条2項、標準管理規約24条2項)。この場合、代表となって事故連絡や保険金請求を行うのは、多くの場合、マンション管理組合の理事長となります。ただし、管理組合の特性上、代表者様が保険契約をしたご本人ではなかったり、内容まで十分に把握していなかったりする場合も少なくありません。
そこで、弊社のように保険業務に精通し、なおかつ加入者様の事情もよく理解しているものにご相談いただくことで、さまざまなサポートが可能となります。
火災や盗難事故の場合、事故発生後、初めに行なうのが、警察や消防への連絡です。被害者が発生している場合には、直ちに救急車を呼び、応急処置をする必要があります。また、事件性が高い場合には警察を呼ぶ必要もあるでしょう。
そして、消防や警察を呼んだ後、弊社にもご連絡をいただければと思います。
その後、保険会社に事故連絡を行ないます。事故連絡を受けた保険会社の社員は必要に応じて現場に出向き、ヒアリングや調査を開始します。並行して、保険契約の代表者様に対し、保険金請求書類の案内をします。
代表者様は保険金の請求に必要な書類を手配し、保険会社に発送します。それを受け取った保険会社は、保険金額を算出。場合によっては、示談交渉を開始します。これらがまとまれば、代表者様は保険金を受け取ることになります。
この流れの中で、保険金の請求に必要な書類は保険会社が補償の対象かどうかを決める重要な書類です。正しい書き方や写真の添付など必要なこともあります。私たちは正当な請求ができるよう適切なアドバイスをさせていただきます。
保険金の請求には期限があるため、注意が必要です。保険法第95条では、保険料の請求並びに保険料積立金の払い戻しを請求する権利は、3年間行なわなかった場合、時効によって消滅する旨が定められています。
しかし、マンション管理保険の場合、事故当時の理事会が保険のことをよく知らなかったために、保険金請求を行っていないケースがあります。理事会メンバーが代わってから保険に気づいたものの、「もう保険金は受け取れない」とあきらめるケースもありますが、その期間が3年未満であれば、請求できる可能性があります。
例えば、事故当時に調査ができなかったとしても、下記の書類を準備すれば、当時の状況を推察することができます。
上記を用意できれば、被害を受けた当時の状況をチェックすることができるため、保険金の請求が認められやすくなります。
保険の契約内容によっては意外な部分まで保険金を請求できる可能性もあります。
「もしかして保険金の支払いの対象では?」と思ったとき、可能性を探るにも弊社にお声かけいただければ適切なサポートをさせていただきます。
また、保険料を払っていながら請求できるものを請求をしないといった最悪の事態が起きないよう、「損害が発生した場合は直ちに保険会社に連絡する」という規約を理事会で定めることをおすすめします。また、「困ったときはライフサポートに連絡する」と管理組合のメンバー様同士で確認していただければ必要なサポートを適切なスピードで行なえます。