掛捨 VS 積立型 | マンション保険

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積立型がなくなった理由
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監修者:専務取締役 小林 誉
公開日:2021/12/01(最終更新日:2022/5/01)

現在、マンション総合保険に加入されている方の中には、積立型の保険に入っている方もいらっしゃると思います。これから満期をむかえ、新しい保険会社に変えようとした時、掛捨型が主流になっていることに驚かれるかもしれません。以前は、マンション総合保険には、掛捨型と積立型がありました。また、積立型の方が主流だった時期もあります。

積立型とは、満期時に契約プランに応じた満期返戻金を保険会社から受け取れるもの。例えば、平成10年頃のマンション総合保険の中には、契約時に5,950万円を一括で支払えば、10年後に6,000万円になって戻ってくるという商品がありました。

貯蓄ではなく保険なので、その期間の補償があり、さらに10年で50万円増えるとなると、運用先としてはかなりメリットが多く、修繕積立金の預け先として選ばれることが多かったのです。

しかし積立型は、満期返戻金がある前提の保険であり、それだけ高い保険料を払うことになります。しかも、超低金利の時代になり、積立金があまり増えなくなりました。同じ補償内容で保険料が高く、満期返戻金もあまり期待できないとなると、商品としての魅力がなくなります。そうして、今は掛捨型が主流となったのです。

─ 掛捨型マンション総合保険の魅力

では、積立型にはない、掛捨型の魅力とは何でしょうか?

まずは、保険料が安いことが上げられます。同じ補償内容で比較すると、掛捨型のマンション総合保険の方が、圧倒的に保険料を低く抑えられます。

また、積立型の保険に入る時、一度に大きな出金が発生します。その資金は修繕積立金であり、預け先が変更するだけと捉える方もいらっしゃいますが、中長期的に資金を自由に使えなくなるので注意が必要でした。緊急に資金が必要になった時に利用する契約者貸付制度がありますが、条件があるなど自由にならない面もあります。

しかし、掛捨型であれば、そのようなことはないので、資金繰りなどを考える必要はありません。

現在、積立タイプのマンション総合保険に入られていて、これから満期をむかえるのであれば、掛捨型をぜひご検討ください。

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